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2008年7月29日 (火)

“家”で何が?

“大人の隠れ家”とか、“一軒家レストラン”とかが、雑誌なんかの見出しに躍る今日この頃ですが、なんだか“家”がダンスにも影響してる?流行ってる?
まぁ、もっとも、劇場やら美術館やら芸術作品が通常納まるべきハコを抜け出さんとする試みは、はるか以前よりあったわけです、ですがそれにしても近頃なぜか“家”?
かつて劇場以外の場所ってぇと、廃墟だとか倉庫だとか廃駅だとか、その場自体が異次元チックなとこがほとんど、で反対に"家"といえば、とことん日常なわけで、それがどう活かされてまたは異化されるのでしょうか?
興味は尽きないであります。
で、そんな"家"にまつわる、最近の報告とお知らせ。

まずは、この前の週末に行われた公演のreport

ダンス企画 おやつテーブルvol.3「秘密の応接間」

7月25日~27日 lucite gallery

折りしも私の行った日は、隅田川の花火の日。最寄り駅の浅草橋には、まだ昼間だというのに三々五々浴衣姿の男女なんかで立込み始めてる。
それを横目に見ながら、柳橋の路地に入るとまるでウソのようにひっそりとしてる。いまはそんな風情はさほど感じられないとはいえ、柳橋といえば、ずいぶんと艶っぽい場所だっただけに、意味もなくドキドキしたりしながら会場に到着。
Lucite001_2 このlucite galleryは、一丸さんという昭和初期の芸者さんが住んでいたお宅をそのままギャラリーにしたところ。期待を裏切らず素敵なたたずまいだなぁ。二階の縁の向こうには、隅田川が見渡せるなんて。

                                   Lucite002_2     
ここは、実際に人が住まっていた家なのに、その“遠い日常”へとつながることで、時間が異化されてゆくみたい。
やがて始まったパフォーマンスは、いつものおやつテーブルらしいゆるゆるとした可笑しみと、昼下がりの秘めゴトめいた妖しさの、綾なす移ろいのひととき。
この特別な“家”のもつ空気を、軽くいなしながらも、巻き込まれてみるといった試みが、功を奏していました。

つづいて、これから行われる公演のinformation

セレノグラフィカプレゼンツ 西陣・世田谷ダンスプロジェクト「短編小説」
「私の語る番ですか?」/シリトリジンギ/この小さな箱

阿比留修一×岩村原太×隅地茉歩×吉福敦子

8月9日(土)15:00、19:30/8月10日(日)15:00  StudioGOO

<今回の公演は、東京(世田谷)、京都(西陣)ともに、「家」で行います。人が住まう場所なので、人の気配に敏感です。
 「家」の中の劇場は、踊っている人や見ている人の変化の微細を、そのままに映し出して空気を形造っていきます。
 身じろぎするように。そこに居合わせることは、それ自体ダンスの一部です。>

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セレノグラフィカが拠点にしている西陣の元ネクタイ工場、こちらはすでに6月に公演が終わり好評だったとか。
で来週の8月9日~10日に、世田谷のStudioGOOで、東京篇があります。
StudioGOOは、吉福さんが拠点にしている住宅街の中にある隠れ家的なダンススペース。
何回か私も別の催しでお邪魔したことがありますが、まるでどなたか親しい人のお宅に招かれたような、ほっとする空間。

そこらの情報誌オススメの店とかもいいけど、こんな“隠れ家”で週末をすごしてみるのも、けっこう大人の粋なんじゃないかと、ちょっとそそられる企画です。

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2008年7月28日 (月)

ケープタウン富津公園

※PR TIMESからの情報提供です。
 田舎暮らし ・リゾート・別荘の物件情報サイトを運営している東拓建設株式会社では、7月5日より千葉県・富津市の分譲地「ケープタウン富津公園」の販売を開始しています。
 「ケープタウン富津公園」は一年を通して泳げる室内温泉プールやテニスコートなどを備えた富津公園が間近にあることで、夏以外にも楽しみのメニューは豊富。屋外コンサートが行われる野外劇場や自然教育園、キャンプ場など様々な施設が充実しています。
 水浴なら富津海水浴場。また周辺の漁港からは様々な釣り船が出ているのでフィッシングの楽しみも広がります。また春から夏にかけては富津海岸で潮干狩りも楽しめます。
http://www.totaku.com/cf/

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2008年7月24日 (木)

Superfly (impression)

Superfly Rock’N’ Roll Show 2008

7月22日 赤坂BLITZ

Main_middles (画像は公式HPから転載)

1stアルバム発売記念全国ツアーのファイナル、行ってきましたー!!

いやぁー、やっぱスゲーッ!!
歌声の音圧が、こんなに人を感動させられるって、初めて知りました。
下の地声から、上のファルセットまで、とてつもない声量がそのまんま。
ちょっと遅れていったため、会場の後ろの方だったんだけど、そこまでビリビリと声が刺さってきたよ。

これまでも、ことあるごとにみんなにsuperfly、越智志帆がどんなにすごいかを力説してきたけど、なかなか伝わらない。
だってね、その魅力も迫力も、メーターを振り切ってしまって、CDなんかじゃ収まりきらないからね。
事実、今回一緒に行った友達も、CDを聴かせた時点では、何処がそんなにすごいのか、ピンと来てなかったらしい。
が、ライブを観たら、その1曲目から打ちのめされてしまったって。

たしかに、志帆を充分に引き出しきれない楽曲や一般受け狙いのベタなアレンジなんか、不満はいっぱいあるし、世間的なsuperflyへの批判もそのあたりに集中してる(でも、批判のほとんどがCD評であって、ライブを観ていない意見ばかり)
それに、細かな表情やニュアンスに乏しい、彼女の歌唱のテクニック不足も否めない。
でもね、その荒削りが、ストレートさが、スピリッツに直結してるとも思う。
とにかく、本物のロックの声を持ってる。

キャラもかわいいし、トークも上手いし、会場を一体感させるパフォーマンスも、ついこの前まで大学生のユニットだったってのが信じられない。

秋のアンコールツアーも俄然行きたいぞー!!!

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2008年7月21日 (月)

アール・ブリュット (impression)

アール・ブリュット/交差する魂

終了  松下電工汐留ミュージアム

こちらも、ある意味、ゾワゾワしっぱなし。

いえ、ある意味というより、“意味”そのものが崩壊してゆくような目眩に。

どの作品も、見つめていると、さらわれそうな気がして、ミクロに圧倒され、朴訥さに立ちすくみ、迷宮に言葉を失います。

“ネック・チャンドの王国”に、いつか彷徨う日を夢見て。ってそれ、悪夢か?

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2008年7月15日 (火)

エミリー・ウングワレー (impression)

エミリー・ウングワレー展

7月28日まで 国立新美術館

Emily (画像は公式HPから転載)

もうずっと鳥肌。だって、すべて“そのようにある”としか言いようが無い。
もしかしたら、私の遠い祖先がアボリジニだったりして...などと夢想もしてしまった。

その、色鮮やかな点々の集合は、モナド?からまる線は、リゾーム?それとも、粒子でもあり、波動でもある“光”?。

プリミティブとか、スピリチュアルとか括ってしまうのは、なにか冒涜のようでもあり、モダンやコンテンポラリーとかアブストラクトだとかって、ボーダーさえ無化してしまう。

旅であり、暮らしであり、大地であって、空でもある、はるか何万年の“かつて”であり、“いま”でもある宇宙、世界という何か=ムーネ(あらゆるもの)がそこに現前している。

キュートなハリモグラくんもいるよ。

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2008年7月11日 (金)

1978年、冬 (impression)

『1978年、冬』 2007年/日本・中国

リー・チーシアン監督作品

Photo (画像は映画HPより転載)

全編覆う寂寞感の中、ひっそりと美が佇む!!
寂しいのが、ほんと美しい!

線路、地平線、煙突郡、廃墟、
サクサクと歩む音と列車の音だけが、耳に余韻する。

しかし、映像美と映るものはただポエティクスではなくて、とてもポリティクスでもある。
オーソドックスな語法をベタに用いているのが、その証。

凍て付くような映像は、この後西側先進国に伍そうと、産業発展にまい進する北京(中央)に、切り捨てられてゆくであろう、貧しい地方の町の季節に他ならない。

父の死で北京とのつながりを失い、廃墟で抱かれることで、現実を覚悟する少女。

いつか汽車に乗ってここを出てゆく=ユートピアを、軍隊へ求めてゆく少年。

女はいつも現実的で男は夢見がちという、月並な見立てではおさまらない、政治の季節を過ぎた後の欠落。

廃墟での睦みあいという、その空白感の象徴を覗き見てしまう弟の視線は....

と、とにかく、いっぱいいろんな思いが溢れ交錯する大切な作品。

蟹工船な若者たちは、すごく共感できると思う。
けど、観に来てるのは、中国映画好きな文化オバサマばかりというのは、映像以上に寂しい。

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2008年7月 7日 (月)

WORLD BEAT2008 (impression)

WORLD BEAT2008

7月6日 日比谷野外大音楽堂

Worldbeat_logo

渋さ知らズオーケストラ
THINK OF ONE with CAMPING SHAABI
BALKAN BEAT BOX

ごった煮の煮え煮え!!でハジケまくったよ!!

昨日から急に真夏になってしまったようなウダル東京のど真ん中、カンカン照りではなかったものの湿気をはらんでソヨとの風も無く、日比谷野音は煮えくり返ったような暑さ。
そこへ、渋さ知らズ、BALKAN BEAT BOX、THINK OF ONEという、もうモンスーンな亜熱帯な熱波な奴等が襲来。

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渋さは、いまさら説明不要、問答無用な奇想天外音楽集団すが、開演時間前よりすでに客席にブラスが繰り出し、なだれ込み、もちろんダンサーズも、巨大風船も登場で、会場はイッキにレッドゾーン。

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THINK OF ONEは、もともとベルギーのプログレなんだけど、リーダーがキャンピングカーを仕立てて世界中を旅し、各地でであった民族系ミュージシャンとコラボで音を創り出すという異種格闘技系。今回は、モロッコ伝統音楽家4人を巻き込んでの奇天烈サウンド炸裂。

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BALKAN BEATも、いまや並ぶべきもの無い怪しさで注目のユニット、初来日ってのが信じられないぐらいアチコチで“名声”??。NY在住のイスラエル人てぇことだけど、モヒカンちゃんはじめ、風貌も音もパフォーマンスもすこぶる怪しい。煽ってノセルことにかけても適う者なし!!

で、それぞれがチンドン、ジプシー、クレズマー、アラブ、ユダヤ、ラテン、ジャズなどなど(切りが無いです)、ごった煮しまくりで、ブラスやパーカッションやエレクトロが、(リズムも曲者系+変態系)ウネリまくるもんだから、思わずトランスしちゃうでそ。
ごった煮に共通の、ペンタトニックな旋律がまた、トランスを煽ること。

しかし、サミット戒厳令下の東京に、よくもまぁ、これだけ世界中の奇怪しな人たちが集まれたってのも奇跡!?(職質なんかされなかっただろうか?)

なんせ、体が勝手に動いちゃうし、野外の暑さに音の熱さでビールがガブガブすすむし、ごった煮+煮え煮えで、久々オドリまくってしまったよ。

で、興奮冷めやらず、やっぱ今日はエスニックしかないよな、ってことで、タイ料理へ。この店、まるで現地の店さながらって口コミですが、クーラーがまったく効いてない!とこが本場感を演出!?すきっ腹に辛いタイメシとビール、クーラーなしのムシ風呂態勢で、さらに煮えまくってしまいました。

(画像はすべて公式HPから転載)

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2008年7月 4日 (金)

読んだもののなかから<6月>

『東の国から― 新しい日本における幻想と研究 ―』上巻下巻 ラフカディオ・ヘルン著/平井 呈一訳 岩波文庫

ひとつ前の記事のKAZARI展でも書いたけど、明治期にそれまでの日本の美的感覚とか美意識って、少なくとも表面的には大きく変わってしまったんだよね。

「雪女」なんかの怪談で小泉八雲としても有名なハーンが、来日まもなくして明治期の日本を綴った本書にも、

「和服ぜんたい(中略)・・・封建時代に比べると、ずっと色の調子が地味になってきている。(中略)・・・むかしの、目のさめるような、すばらしい衣裳は、ふつうの大衆生活からは、いまはもう、すっかりすがたをけしてしまっている。こんにち、それを見ることができるのは、わずかに芝居のなかか、さもなければ、「過去」をそのままに保存している日本の時代劇の、あの夢のような美しい幻想を描いた、かずかずのふしぎな繪本よりほかにない」

とある。

ほかにも、この時期失われてしまったものが、いっぱいあるんだよな。
まあ、いまでも日々、様々な日本がなくなってくけど。

『ポスト消費社会のゆくえ』辻井喬、上野千鶴子著 文春新書

西武百貨店に始まって、やがて当時の流通産業や広告や文化をリードしたセゾングループ。いまや、百貨店もファミリーマートもパルコも西友も、グループの中核だった企業はみんな身売りされたり他社の傘下になったりで散り散り。「セゾン」を留めるのは、カードと文化財団ぐらいになってしまったね。

その栄枯盛衰の様子と原因(敗因?)を、時代背景とともに回想してるんだけど、上野先生がまぁよくもズケズケと思うほど、あけすけにつっこんじゃうもんで、穿り出される方も、外在的に辻井喬であろうという当初の目論みがはずれて、思わず「堤清二」丸出しにされちゃう(ちょっと確信犯にも思える節があるけど)。

高校生の頃、通学路の渋谷、毎日のように帰りがけに寄った渋谷西武B館B1。輸入版屋、アンティークやエスニックの店、そして詩の専門書店...。普通の百貨店には絶対無いまるで宝の島。金子國吉展や合田佐和子展、デュシャンなんかに胸ときめかせたり、土方、唐、寺山そして、タデウシュ・カントールやピーター・ブルックに釘付けになったのもみんな西武/セゾンだった。

後年、思いもよらず仕事でセゾングループの文化戦略にかかわり、あげくその終局まで付き合ってしまったゆえに、感慨深いというかなんというか、複雑な思いで読ませてもらいました。

『ラッキー~AreyouLUCKY?~』村上かつら著 小学館(ビッグコミックオリジナル)

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犬型ロボットのラッキーと少年祐太の物語。

偶然押し入れの奥で見つけたラッキーは、実は、祐太が生まれる以前に母親が飼っていた犬ロボ。飼い主に似る機能のため、今は亡き母の思い出が蓄えられてて、だから祐太にとっては手放すことのできない、かけがえの無い家族になる。
でも、旧型のラッキー、やがて寿命が...。

目の部分のディスプレーに、5文字だけ意思表示のできるラッキー。でも、「ありがとう」とか「まかせて!」とか、この5文字がとっても響く。5文字しか伝えられないからこそ、一言一言に思いや温かさが詰まってる。

成長と離別と旅立ちと...少年の日の一ページにウルッとしたりジワッとさせられたりします。

『オトノハコ』 岩岡ヒサエ著 講談社(KCデラックス)

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高校の廃部寸前の合唱部へ入部した新入生のお話、っていうと、なんかよくありそうなモチーフだけど、しかしです、画を含めて語り口というかそのムードがいいんだよ。

主人公のきみちゃんのホノボノ感、林部長のキビシいんだか、ユルイんだかわからんフシギ感とか、そこはかとな~い世界に包まれるしあわせ!!

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2008年7月 2日 (水)

リゾート暮らしにオススメ

※PR TIMESからの情報提供です。
 田舎暮らし ・リゾート・別荘の物件情報サイトを運営している東拓建設株式会社では、6月21日より千葉県・九十九里の分譲地「あさひロングビーチヴィラ」の販売を開始しています。海へ徒歩2分の好立地。田舎暮らし ・リゾート暮らしをしたい方にはお勧めの土地です。
http://www.totaku.com/al/

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